2015年6月18日木曜日

自分的アワーレコード 身体編

前回は、目標というかどんな意識で走っていったのかを書いていきましたが、今回は、身体的な疲労感がどう溜まっていったのかを書いていきたいと思います。

 1時間チャレンジというと、いつもは5時間程一回のライドでも乗るのでそんなにも疲れるものとは感じていませんでした。ただ時速についてはいつも平均で30キロをこすようなライドをしたことがないので、その点では少しキツイものかな?程度には捉えていたのですが、いつもよりも時間が短いですし、さほど問題にもならないだろうと。
 そんな気持ちで参加することに。

 まずは、その感想からですが… 「太ももの疲労感がすごい」です。
 ちょっとひねりが無いので申し訳ないのですが、段階を踏んでこんな状態になっていったのかをご紹介したいと思います。

 コースは前回もご紹介しましたが、大阪の舞洲の公道を四角く取って、前半に登り、そして後半に下るというイメージでしょうか。
 それぞれの区間を平坦でつないでいるので、自分にとっては「如何に下りのスピードを殺さずに上りまでスピードの勢いを持っていけるか」というのがポイントのように感じていました。
 ※下りきってから2回曲がるので、そこで如何にブレーキングをしないでやり過ごすのか…という部分もありました。 

 最初の頃は、いろいろな障害物に阻まれてしまったので、その分の遅れを取り戻すべく前半でペースを上げてしまったことが有るのですが、上げ過ぎると今度は平坦区間の曲がり角でブレーキングを多用してしまう結果となり、あまりよろしくなかったので、出来るだけ筋肉が節約出来る方法へ切り替えをしてみました。

 以前でも説明をしたと思いますが、大腿四頭筋などを利用せずなるべく大殿筋などを意識した走りを実行。アップポジションではなく、結構姿勢も低めにして大殿筋がより利用しやすいポジションへ。
 特に最初に出てくる登り基調部分では、大殿筋と太もも裏のハムストリングスを意識して上り、疲れやすい大腿四頭筋は殆ど使わないように。

 走っている最中で人に出会うと何となくモチベーションは上がるのですが、思いの外ペースを上げれないのも実情でした。
 この辺りから太ももに疲労感を感じつつ有りました。特に、登り基調になると徐々にきつく感じるように。下り基調から平坦区間に入り、登り基調に入っていく中でなんとか勢いをつけて登り区間につながるように攻めてみたりもしましたが、最初は登り切った時に時速30キロ以上で余裕で登れていたものでも、周回数が13周回以上からはやっと時速30キロ(実際は30キロ未満…)。

 しかし、周回数を重ねていく中で、疲労も溜まっていきます。
 不思議なもので、普段1時間程度を走る程度で余りつかれることはないのですが、このアワーレコードをしている際は結構疲労感を感じていました。

 たぶん姿勢(ポジション)も深く関係しているのかと思うのですが、途中少し頭を上げるような姿勢を取ってみたり、下る際も、下ハンドルを握るだけではなくて、少し抵抗があってもブラケットを持ってみたりと様々なバリエーションを試して、「どの姿勢が一番負担が少なくなるか」という筋肉に掛かる力の分散を感じながらでも、やはり徐々に筋力が低下していくのを感じていきます。

 上半身は不思議と疲れが無いのですが、下半身の疲労は溜まっていく一方です。
 それにともなっているのか定かではないですが、舗装路のちょっとした凹凸にも身体の対応が難しくなります。ちょっとした段差で身体が上下に揺れ、それも疲労になって自分の中に蓄積されていきます。
 
 体力が徐々になくなっていく中で、一緒に周回を重ねてくださったスタッフの1人から「後10分位ですかね~?」という言葉を聞いてから、2周回目は「もうサイクリングペースにしよう!」と。
 追いかけていた人はそこに至るまで捕まえることができなかったので、この時点ではもう疲労もかなり来ていたので、大殿筋の疲れも結構溜まっていましたので、もう(早くは)登れない状態になっていました。
 最後までダンシング(立ち漕ぎ)はしなかったのですが、取り混ぜても良かったかなぁ~と一瞬だけ後悔しましたが、一瞬だけです。

 しかし、これをやることで自分の筋肉の持久力がどの程度なのか…というのは少しは把握できる良い機会だったようには思います。
 自分だけなのか、他の人も感じているのかわかりませんが、自分の場合はこれまで使いやすい筋肉を多用するクセがありました(例えば大腿四頭筋とか)、でも使いやすい=割合的に速筋が多いために疲れやすくてパワー持続がしにくい という難点をずっと抱えていまして。

 私の場合はそれを解決(解消?)するために、疲れてきたら他使えそうな筋肉を探しながら走る…なんてやっていたものです。少し姿勢を変えてみたり、使う筋肉を意識してみたりと。

 しかし、今回のアワーレコードの際には殆ど意識を変えず、大殿筋一本だったように思います。お陰で、回す際にハムストリングスを使っていたのか終盤はかなり疲労が残りましたけれども。
 でも使いきらずに走り切れた(?)部分というのは自分の中では大きいです。時間としては短い部類だったのかもしれませんが、何か次回につなげていけるような発見だったように思います。

 なるべく大きな筋肉を利用する、この効果は結構大きいのかもしれないなと改めて感じたのが今回のアワーレコードチャレンジだったように思います。

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