2015年11月25日水曜日

初めての一台

 ロードバイクの一台目というのは、どなたでも選ぶのが難しいと思います。
 通常のママチャリやシティーサイクルと違って、それぞれにそのバイクブランドの「味付け」というものがされているので、乗り換えた時に「あ、前に乗ったのはこういうことだった」や「ここは前と乗ったのと違っている」などのフィーリングの違いを感じることが出来るようになってくると思います。

 よくお世話になっている自転車屋さんの店主曰く
 「自分がかっこいいと思う一台を」と言い方をされます。

 わからないものに優先順位を決めて買うというのはかなり難しい作業なので、見た目で買って問題は無いという事なのかもしれません。
 
 自分もこの意見には賛成です。
 結局のところ、「乗ってみて初めて分かる」事のほうが多いので、 最初の1台については見た目や自分の財布と相談をしながら決めても問題がないように思います。
 とはいえ、私自身はこれまでずっと「見た目」で選んできたほうなので何とも言えないのですが。

 しかし、乗り換えていく中で「ここは前のほうが良かった」なんていうのはよく感じる部分もあります。例えば、ハンドリングの感触は前のほうが良かった、登りは前のほうがリズムよく登れた・・・なんて感じる部分もあれば、前より今回のほうが疲れにくい、今回のほうが走らされない・・・などこれは乗り換えた時に初めて前との比較が出来てその際に自分が感じるフィーリングの部分です。

 ただ、初めてロードバイクを購入する際はあまりにも高額なモデルを最初から買うことは大半の人はためらってしまうと思います。
 そうすると元々そのブランドが持っている考え方を100%活かしたモデルづくりよりも少し乗りやすいモデルを提供している場合のほうが多いと思います。

 今ではカーボン製も決して高くはないレンジから売られています。
 自分の時は一部のトップモデルだけでした。それから考えると幅広く様々なモデルを目にすることができるので選べる範囲も幅広いです。
 その中で選ぶのは逆に選択肢が幅広くて難しいのかもしれませんが、気に入った1台が見つかれば・・・と思います。

 知り合いの中ではずっと「空力」を見た目に求めている人もいますし、より剛性感を気にしている人もいます。
 何を大切にするかはそれぞれ人によって違ってきますけれども、例えば「空力」は完全に見た目ですので、それで重視される人も多い「重さ」が多少犠牲になってよかったり、自分に剛性感が上がってもそれはそれで気にしない・・・なんていう人もいます。

 何が大切かなんて人によって違ってきますから、乗ってみて徐々に分かる部分もあると思いますけれども、なにはともあれ「乗ってみないとわからない」というのが正直な所。

 今では各ブランドの新作発表会もかなり時期が分かれていますけれども、 秋ごろには大体出揃っています。毎年様々な工夫を重ねていたり、これまでとは違ったコンセプトを出していたりと見ていても楽しい面もありますし、カラーリングも毎年そのトレンドが徐々に変化していっているのを見ているのも楽しいです。

 興味があればぜひ新作を店頭で見られていいですし、旧作となった前年モデルを買うのもお手頃価格で手に入れるチャンスになるかもしれません。
 始める何かのきっかけになれば嬉しいです。

2015年11月21日土曜日

鈴鹿8時間エンデューロレースに参加してきました

 秋の鈴鹿レースとしてあるのが、このエンデューロレースです。
 エントリーは4時間と8時間の2種類。
 そこから自転車の種類(ロードバイクかママチャリかリカベント)、ソロ(1人)かチームか、男女混合かそうでないか・・・と多種類に分かれてエントリーが出来るようになっています。

 今回参加したのは8時間の男女混合チームでのエントリー。
 この男女混合チーム(8時間組)だけでも約150組以上のチームがエントリーしているので規模の大きさがわかると思います。

 今回、秋の鈴鹿はあいにくの雨模様。
 雨天決行ですが、当初の天気予報ではかなり激しく雨が降るという予報だったので中止になる可能性も感じていたのですが、あいにくの?「開催決行」でした。

 最初から雨というのは考慮していながらのウェア問題をどうコーディネートするかを懸案事項に考えていまして、秋の装いにレインウェアとして上半身だけレインウェアを着ることをチョイス。他、待っている時の寒さを考慮してダウンベストを用意して、普段着も着替えとして準備。
 そして靴をどうするか・・・ということも迷い、一応シューズカバーを持っていくことと、スニーカーは持参しないことに(どっちにせよ濡れるので・・・)。
 いろいろな装備をバッグに詰めて、集合場所まで短いながらも雨の中出発。

 集合場所で改めて荷物を積み直して、今回のチームミーティングを。
 リーダー曰く、3,3,2で。つまり男子2名3時間通しで走り、最後女子1名が2時間ウィニングランで締めくくるという案でと。
 実際は寒さもあり、私自身は1時間続けて走るのが精一杯(でも休めばまた走れる状態)でした。

 この8時間の幕開けは朝8時。
 当日出発でしたので、集合が3時過ぎで出発が4時という強行軍的な感じ。

 現地到着は6時過ぎで、準備やら何やらで時間が取られ、まずはリーダーが出走と相成りまして、待っている時間を朝ごはんを食べたりスマホで順位を確認しながら待つこと約2時間半。
 選手交代となり出走することに。出走前にモタモタしてしまったので若干のタイムラグとサイコンのスタートボタンを押し忘れるというハプニング付きで走りだすことに。
 それまで同じメンバーで別グループで走っている仲間の様子を聞いてみるとサングラスは曇ったり雨で視界が悪くなるという状況を聞いていたのでサングラスナシで出走することに。
 モタモタついでにボトルも人から借りて(苦笑)走りだすことしばし、寒いのは走る前にホットクリームを塗っていたのが効いていたのか寒さを感じなかったのは幸いでしたが、ライダーも雨の中なので余り固まって走っていることも少なく、まして早そうな列車を捕まえるのも最初は苦労しました。
 特に自分の場合、小柄で体重も軽量級なのでクダリは誰か風よけが無ければかなり失速してしまう方なので、早い方を捕まえては風よけになってもらう作戦をずっととり続けることに。
 たまにそれで文句を言う方もいますが、自分からすれば「クダリに弱いのは自明なので許して」というところなんです(いろいろな意見もあると思いますが)。
 
 雨の中で下りを攻めている方が少ないのが不幸中の幸いで、自分でも何とかいろいろな列車の中でも付いていくことが出来たのが良かったのと、もっとも落車をサれた方も晴れている時より格段に少なかったのではなかろうかと思います。私が周回を回っている時でも事故は全く見られませんでした。

 さて、話を元に戻しますが、走りだして約1時間、最初の登り区間が徐々に疲労して登れなくなってきた所で選手交代希望のために手を上げてみると・・・ピットが取れず3階部分で 待機している仲間たちが反応してくれたので、「これはわかってくれただろう」と思い、1周回してから交代レーンに入ってみると・・・だれもいない・・・。幸い別グループの選手交代要員の仲間が居たのでその居たメンバーに交代希望の旨を告げてもう1周回の旅へ・・・。
 と、この最初の登りで右足がこむら返りに・・・。漕ぐのが難しいながらも何とも無かった左足(ちなみに利き足なので力も出しやすい)を利用しながら登り切って下りに進み、道路交差の所辺りで何とかこむら返りからも回復しだして・・・という中で選手交代をしてもらいました。

 この時点で大幅に予定が狂っているのですが(汗) 、お昼を過ぎて交代してもらった女子より再びバトンを受けて出走することに。その時も時間についてはリーダーと話をして1時間かそれ以上という所で取り敢えずの話をつけて再び出走。
 断続的に降っている雨ですが、視界が全て奪われるほどの雨でもなく、誰かの後ろに付きたい自分に取ってはタイヤから跳ね上がる水しぶきを顔面に受けながらも何とか走ることが出来る状態。
 カーブや下りは先ほどと同様に安全なペースで進行していくので余り危なげなく行くことが出来ました。そして、ちょいちょいやってくる特急列車(主催者であるマトリックスパワータグが牽く先頭集団)に乗ってみるものの、登りでペースを落としたかと思うと、下り路線に入ると急激に速度を増して走り始めるので、その緩急ペースに中々自分では付いていくことが難しい・・・ので出たり入ったりを繰り返しながら(笑)、周回を先ほど同様に繰り返していくことに。
 しかし、自分の中では1時間が一つの限界のようで1時間近くになると足が攣りかけになるという状態になってリーダーと交代。この周回を重ねたのが大体1時間程度でした。
 その後、リーダーがかなり頑張って周回を重ねていってくれたのですが、やはり限界があるもので、徐々に周回ペースが落ちてきたのを見ていて、また最後出走することに。
 私自身は、1時間走って少し休憩をするとなんとかまたペースを取り戻して走ることが出来るようで(それでも疲労が溜まっていっているので、そう周回ペースも早いものではなかったんですが)、最後ラストまでの約40分間出走することに。
 しかし、この最後の時間、急激に雨足が強くなりだし・・・それまでよりかなり顔に打ち付ける雨粒がイタイのなんの・・・。そんな時間を過ごしながらも周回を重ねていくことしばし・・・。私自身もかなり1周回辺りにかかる時間が長くなり、最後カウントダウンを丁度スタート地点の裏側辺りで聞くことに。そして8時間という長丁場が無事に終了。
 で後は自分がゴール地点まで戻るだけ・・・。戻っている最中に横に並んで走っている人数人に声を掛けてみて雨だとかどうとか・・・なんて適当に話をしながらゴール地点まで戻ることに。

 フタを開けてみると、最初に掲げていた3,3,2時間という割り振りで走るというのが出来ず、かなりリーダーに負担を掛けてしまう形に。そして、一方知り合いで同じカテゴリーに出走する別のチームに勝つのがもう一つ目標としてあったのですが、それが叶わず、1周回遅れで順位も4つ下でのゴールとなってしまいました。

 ここでイイわけではないですけれども、相手チームは5人、自分たちは3人。人数構成もそれぞれ女子一名という所を考えると健闘した方ではなかろうかと。
 3人で8時間走り切るというのは中々難しい所ですね・・・。

 とはいえ、別カテゴリーの4時間ソロの部に知り合いが出走していたんですけれども、知っている2名ともシングルで走り切るという・・・。知っている友人は全員速いということですかね・・・。
 自分自身全然自転車に乗っていないので同じように順位を狙おうとするとそれ相当に乗り込まなければならないのですが・・・。ただ、友人を見ている限りではそれ相当に時間を自転車に乗ることに掛けているのを知っているので、マネていきたい部分ですね。
 来年の目標は今は週一回ペースだけれども、それをもう少し頻度を上げて乗れるように頑張っていく所でしょうか。

 自転車は乗れば結果が応えてくれる、そんなスポーツかもしれないですね。

2015年11月16日月曜日

寒い時期が到来しました・・・

 寒い時期になるとロードをお休み~という方もたくさんいるんじゃないかな?と個人的には推察してしまいます。
 というのも、まず「体が動かない」、「路面が凍結している」、「暗くなるのが早いので遠出できない」などの理由が簡単ながら想像できます。

 ローディーの朝は結構早いですが、冬場お布団の中でぬくぬくしていたい。。。なんて心に思うこと数十回・・・ そこから着替える気になるまで結構時間が掛かる場合も多くなってくる季節です(笑)
 実際自分にもそんな経験は数えきれないほどに・・・

 外に出てからも体感気温がどうしても低いので身体が温まるまでに時間がかかるという部分もあります。それらを克服して外に出る気になりますか?という部分。
 自分自身の体験に基づくものなので多くの方がこれに共感してくださる方も多いかと思うんですけれども、これに関しては本当に「自分自身で目標距離をセットする」という所で解決を図っていく部分だと思います。

 もちろん屋内でロラ活に徹するのも一つの手だと思います。
 今は各種ローラー台がありますし、パソコンと接続してパワトレが出来るのもいくつか出ていますので、そういうのを試すのも一つかと。

 私の場合は冬場でも極力乗るようにしています。
 というのも毎年春先にヒルクライムに出るようにしているので、そこである程度今年一年の出来栄えを感覚として自分の中に保つようにしているためです。
 この目標を持っていることで何とか乗りきれている部分もあるかと思います。

 そして、路面が凍結している箇所 特に山間部になるとてきめんに路面状態が悪くなります。
 曇りがちであったり、夏場は感じなかったよく濡れている部分もしばしば出くわします。
 凍結している部分は論外に危ないので避けるようにしていますが、濡れている部分も結構危ないのでこういった箇所を避ける努力というのも必要になり、必然的に平坦ベースになってくるのではないでしょうか。

 そして、暗くなるのが早い
 夜明けも遅くなりますし、夕方も3時も過ぎてくると結構暗くなるのも早くなってくる・・・というのは12月や1月辺りの実情ではないでしょうか。
 去年の話ですが、冬場に長距離を乗ったのですが、帰りがけがとても大変でした。
 暗くなるのが早くて、通常のサングラスだと前が見えないという・・・。のでサングラスを取ると雨の中・・・という最悪な状況だったのですが、サングラスを取って走りきりました。夜道は怖いですもんね。


 こういった中から私の推奨としては「短距離」「短時間高負荷」をベースとしたライドがおすすめです。
 高負荷なのは一般的にはキツイのですが、冬場は体温を上げてからでなければ動きにくいので負荷を高めることでこの問題を解消を狙ったものです。またもう一方の利点は身体の反応として常に体温を上げて置かなければならない状態に追い込まれていますので、通常よりカロリー消費が多くなる・・・という所です。ダイエットを志向されている方は特に冬場に外で運動をされるとメリットが大きいです。
 また、短時間、短距離というのも高負荷でするからこそ、メリットであると言えます。
 高負荷状態をずっと続けることは出来ませんもんね。

 寒い冬場を乗り切った春先にどれだけ身体がより素直に動いてくれているか・・・去年と比較してみると多分よりわかりやすいかも知れませんのでサイコンを見比べてぜひ挑戦してみてください。